債務整理の具体的な3つの事例
任意整理・個人再生・自己破産の具体的な流れを3人の方の事例をもとにまとめました。
リストラされたサラリーマンの債務整理の事例
まさか自分がリストラされるとは思っていなかっただけに、リストラをされた時には借金でかなり苦労をすることになってしまいました。
実際に仕事を失って思ったことは、サラリーマンというのはそれまで考えていた以上に幸福な身分であり、安定した収入があるというのはどれだけ幸せなことなのだろうかと思ったのです。
しかし、働いている時にはそのようなことを考えもせずに後先考えずに借金をしていたため、いざ職がなくなってしまったときにその借金が重くのしかかってきたのです。
一部は退職金でなんとかなったものの、それだけでは不十分で収入が無い状況で返済に苦労しっぱなしとなってしまったのです。
このままではもうどうすることもできないというところまできた時に、無料の法律相談があったのでそこで専門家の方に相談をしてみることにしたのです。
そして、その結果として私の場合には任意整理をするのが一番良いということがわかりました。
その後、アドバイスにそって手続きをした結果借金が大分減額することができ、アルバイトの収入などでも十分に返済をすることができるぐらいまで減ることになったことと、一部過払いがあったのが戻ってきて大分楽になったので助かりました。
家族に内緒で借金を抱えた専業主婦の事例
私は専業主婦なのですが、家族に内緒で借金をしてしまいました。
自己破産も考えたのですが、仮に自己破産をしてしまうと自家用車や祖母からもらったダイヤモンドなどを競売にかけられてしまうので、それだけは避けたいと思ったのです。
色々と考えた結果として、個人再生の道を選びました。
それならば競売にかけられることもないので、難しいことだとは思いましたが決心しました。
しかし自己破産とは違って、利息の引き下げで減額された債務は返済しなければならないのです。
ですからその債務を返済する為に、働きに出ることにしました。
債務を返済するからには、正社員ではなくても定職に就いていることが求められたためです。
そのために、なるべく家族に迷惑をかけないように家事はしっかりとこなしながら、パートとして働くことにしたのです。
勿論すぐに返済することはできませんでした。
パート代もそれほど高額ではないので完済までには時間がかかりましたが、こつこつと返済していって全て返し終えることができたのです。
完済までの道は決して楽ではありませんでしたが、一生懸命に働いたからこそ得られることもたくさんありました。
仕事は大変ですが、段々とやりがいも感じています。
ですから借金は完済しましたが、これからも仕事は続けて行こうと思っています。
退職し収入が減ったことでローン返済が困難となった男性の事例
ローンが残っている状態で退職をすることになったのですが、その結果当たり前のことではありますが収入が減って返済が難しくなってしまいました。
当初は仕事をやめても何とかやりくりして行くことができると思ったのですが、想像以上に定職の無い状態でのローン返済というのは難しいものだということがわかり、どうやっても返済をすることが難しい状況となってしまったのです。
そして、最終的には収入よりも返済額の方が多くなってしまったことで、完全に返済の目処が立たなくなってしまったため、一体どうすれば良いのかさっぱりわからない状態になってしまったのです。
しかし、悩んでいても金利によって借金は増える一方でどんどん精神的に追い詰められることとなってしまったので、そのような状況に耐え切れずに、誰かに相談をしたいと考えていた時に無料の法律相談を頼ってみることにしたのです。
お金の無い私でもためになるアドバイスをもらうことができるのか心配でしたが、親身になって相談にのってもらうことが出来、結論として自己破産をした方が良いということになりました。
相談をしたおかげで借金苦から解放されることができたので、1人で悩まず相談をして良かったと思っています。