債務整理しても連帯保証人になれる?
債務整理を経験したら、様々な経済活動の際に支障になることは間違いありません。
いわゆる金融ブラックリストにのるため、例えば住宅ローンやクレジットカードの所有などの際に影響することがあるのです。
このため、誰かの連帯保証人になるということも制限され、なれるかどうかも難しいところではあります。
公的な金融機関や銀行の場合、最低3年は連帯保証人になれない
ただ、連帯保証人ということで何らかの借金の申込書に名前を書き印鑑を押す程度の事なら誰でもなることは可能です。
ですが、名前を書いて印鑑を押すということと、そこから先方の審査を経て連帯保証人として認められるかどうかということはまた別問題になってくるのです。
例えば住宅ローンで公的な機関や銀行などからお金を借りる場合の連帯保証人になれるかどうかということは、正直難しい場合もあります。
債務整理を行っている人の場合、ブラックリストに載るために3年から8年程度はできないということもあります。
特に普通の金融機関の場合は難しくなります。
事故歴は3年から8年ほどは残るため、その期間は難しいと考えた方がいいでしょう。
また、事故歴は他の方法でも調べることができるため、それ以降でも債務整理をしたという事実は残り、またその事実によって否決するか可決するかは向こう次第となるのです。
個人間の貸し借りの場合は、連帯保証人になる事が可能
一方、個人の間で行う金銭や土地建物などの貸し借りであれば、ブラックの期間であっても貸す側が認めれば連帯保証人になることは可能です。
この場合は債務整理をしている途中だというのであれば、任せている司法書士、弁護士の先生にも内容を報告し、整理の際に支障がないかどうかを確認しておきましょう。
どのくらいの期間で債務整理の情報が消える?
一般的な場合、債務整理をしたという事実が残るのは5年ほどです。
この期間内であれば、債務整理をしたという事実が残り、また金融での信用情報にも傷がつきます。
ただ、それ以降はクレジットカードも持てますし住宅ローンの連帯保証人にもなれるでしょう。
それらとは別に、ブラックの期間は大体8年程度は続くと考えておいたほうがいいでしょう。
これは様々なところに金融情報として残り続けるのはだいたいその位の期間だということです。
このため、もし念のために10年程度は期間をおいておく必要があると考えたほうがいいのかもしれません。
10年も経てばそれなりに情報も薄くなりますし、あなたの経済状況も変わっているでしょう。
返済能力についてもその時の情報によって信頼されるかどうかが変わってきますので、きちんと働いていれば定期的な収入が見込まれ、審査にも通りやすくなるでしょう。